2016年現在、ソーシャルロボットあるいはサービスロボットの倫理に関して政府レベルでの公式政策について発表しているのはデンマーク政府だけです。介護ロボットの倫理が焦眉の急となりつつある現在、デンマーク政府の勧告から学ぶことは多くあると考えます。
ここに訳出したのは、2007年にデンマークの施設でパロを導入しようとしたとき、国家生命倫理委員会がその導入のための要件を検討し、結論とした勧告です。この勧告は、2010年に改訂されました。この日本語訳はその改訂版を同委員会の事務局の許可を得て訳出したものです。
2016年4月現在、デンマークの国家生命倫理委員会のホームページの英語ページは閉鎖されていて、原文にアクセスすることはできません。事務局によると改訂中のため一時的に閉鎖しているとのことでした。
日本語訳はpdf版とhtml版とを作りました。下記からダウンロードして下さい。
ソーシャルロボットに関する勧告(pdf版)
ソーシャルロボットに関する勧告(html版)
なお、本文書を引用いただくときは、クレジットとして原著作権者であるデンマーク国家生命倫理委員会および訳者である山内繁を明記いただくようお願いします。
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